■申請書テンプレートの作成
申請・承認DB(ワークステップDB)
申請承認データベースの設計情報が公開されていますので、これによりユーザー様にてシステムのカスタマイズが可能となりますが、カスタマイズを行うのはビューの列情報の追加やナビゲータのデザイン修正等、表示に関する部分に限られることをお薦めします。
(1) 申請書テンプレートの作成
本システムではあらかじめ申請書テンプレートの登録をおこないます。申請書テンプレートとは、申請書の原紙となる文書であり、申請書毎にその内容や承認ルートなどを定義します。承認中、決済後の読者権限や承認時の滞留期間などの 「基本情報」 、どのような承認ルートを通り申請書が決裁されるかを決定する 「ワークフロー情報」 、実際に申請書に入力する項目を設定する 「フォーム設計情報」 を登録します。申請書テンプレートは、各申請書の管理部門のテンプレート管理者によって登録されます。
@承認ルートの設定 (ワークフロー情報)
ワークフロー情報としては、次の5つの方式を最大30組(階層)組合せて設定することができます。
順次回覧 ・・・・・ [課長 → 部長 → 本部長]のように、承認者を一人ずつ順番に指定します。
同時回覧 ・・・・・ 最大10ヶ所の組織(または、承認者)を同時に指定します。
指名回覧 ・・・・・ 次の承認者を最大10名(同時回覧)指定することができます。
・ルート選択 ・・・ 申請書テンプレートの小文書として登録されたルート情報からルートを選択するか、最大10名の承認者(順次回覧)を指定することができます。
条件分岐 ・・・・・ 申請書中の値によって、ルート情報に記述された条件を満たすものが自動的に選択されます。
Aフォームのデザイン (フォーム設計情報)
申請書のレイアウトは、「標準フォーム」 「カスタマイズフォーム」 のいずれかを選択することによって決定されます。
標準フォームでは、申請書テンプレート内での入力項目の名称やその属性等を登録するだけで、自動的に申請書のレイアウトが決定され表示をおこないます(Notes上での設計の知識を必要としません)。また、最大25の項目を定義でき、テキスト、キーワード、ラジオボタン、チェックボックス、数値、日付、テキスト(長文)のいずれかを属性として定義することができます。(フォームジェネレート機能)
一方、標準フォームでは扱い難い、より複雑な申請書を設計する場合は、任意に設計されたカスタマイズフォームをあらかじめサブフォームとして登録します(Notes上での設計の知識を必要とします)。申請書テンプレートで登録されたカスタマイズフォームを選択することによって、自由なレイアウト表示が可能です(フリーレイアウト機能)。
また、申請書テンプレートの作成時に、どのようなレイアウトで表示されるかを確認したり(申請書イメージの表示機能)、登録したワークフロー情報によりどのような承認ルートが設定されたかを確認したり(承認ルート確認機能)することができます。